○○な世界を創ろう!ペーパークラフト
分野:共同 Collaboration
ねらい
・紙の特質を知り、工夫しながら立体を構成していく。
・楽しみながらイメージを形に表し、友達と協力して制作する。
今日は白い紙だけで面白いことをするよ〜と伝え、
まずはインスピレーションを刺激すべく
錯視芸術の巨匠、エッシャーやロイテルスバルドの作品を見てもらいました。
「おおっ!スゲー!」
「それお城?何?ビル?」とみんな興味津々。
「みんなには、この作品より、もっと面白いもの!
今まで誰も見たことのないような世界を創ってもらいます!」
と、先生は勝手に宣言!?
まずは、四角柱の基礎を伝授、
窓の作り方、どんな形にしてもよいことを伝え、制作に取りかかりました。
四角柱を制作、そして自由に切り込みを入れ、好みに合わせて数を増やしたり、繋げたり、とにかく自由に!
みんな真剣です!
ヒントを探しに自らエッシャーの作品集や参考資料を見る子もいました、
マネできなくてもいいのです!知ることが大切。
高くしたい子は上へ重ねる!まるでタワー!?屋根も工夫しながら、お好みで。
四角柱から円柱へ・・・にょきにょき接続、人も紙で作ります。
円形に針を切り抜き時計を作っちゃいました!
梯子や滑り台、階段も増設!
自分のイメージする形がほぼ出来上がったら、
持参した自分たちの写真を切り取り、好きなところへ配置。
写真がかくれんぼしたり、遊んでいますね〜。
最後は土台を好きな形にきりとり、お友達の作品と並べて展示。
制作中に出た端材を道にみたてて、お互いの作品を連結!
そして講評会、ひとつずつ、作品の良い所や工夫されている所をみんなで見つけて褒め合いっこ。
最後は作品全体の題名をつけることにしました。
「マンション」「街」「紙の街」と意見が出て、
「先生〜街って英語で何と言うの?」
『タウンだよ!』と答えると
「ペーパータウンがいい!」と・・・でも3、4人の反対が出ました。
ある女の子が「先生!明るい街はどう?」
『じゃあBrightをつけちゃう?』
ということで、満場一致で
題名 ブライト・ペーパー・タウン!
完成しました!
講師の感想・・・
意外にも四角柱を作るのが初めての子が沢山いて、最初はみんな戸惑っていましたが、
切り込みを入れ始めると、どんどん自分なりにいろんな形を形成しはじめました。
途中で「切り込み失敗した!」と声が聞こえました。
「アートに失敗なんてないよ、それが面白い作品につながることもあるよ!」
と伝えると、
こども達も納得したのか、それ以上、ネガティブな言葉は聞こえてきませんでした。
じゃばら折りと直線をまぜてチューリップのレリーフ、
噴水や砂場、
長い滑り台や梯子、
開くハートの扉、
ユニークな窓や屋根
立派な門
などなどみんな工夫をこらして、制作してくれました。
みんなの作品を連結する時は
「あそこまだ繋がってないよ〜!」と教え合いとても楽しそうでした。
講評会の時、普段は私がこども達の作品のよいところを伝えるのですが、
今回はこども達に殆どゆだねてみました。
みんな4月より積極的に発言し、
講師が発見できなかった部分を褒める子もいて、
少しずつ見る力や自信もついてきてるのかな・・・と嬉しかったです。
題名を決める時、
みんな真剣で、妥協は許されませんでした。
ちびっこアーティストのプライドでしょうか?笑
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2013年6月 コロコロクラブ 定期クラス